2010年03月04日

長野さん好きでしょう、真理ですもん。

今晩は、COFFRETの中の人です。

さて、今晩は焼酎が切れてまして日本酒で晩酌してまして程良く酔っ払っております。
そんなことよりもこのBlogでも洋服のことをチラホラ話しておりますが映画などと洋服はきってもきれない関係にあります。

例えばアルマーニはアメリカンジゴロという映画で紹介されブレイクしたブランドです。

少し古いのですがプラダを着た悪魔は洋服屋の本音を言ってくれた数少ない映画だと思います。

映画「プラダを着た悪魔」で、一番印象に残るシーン。

ファッション雑誌の出版社、カリスマ編集長(メリル・ストリープ)がわずかな違いにこだわっているのにあきれ顔の主人公。

そんな彼女の様子を見たメリル・ストリープのこのセリフ。

「あなたには関係ないことよね。
家のクローゼットからそのサエない“ブルーのセーター”を選んだ「私は着る物なんか気にしない「マジメな人間”ということね。 
でも、この色はブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもない。
セルリアンよ。
知らないでしょうけど2002年にオスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレをサンローランがミリタリージャケットを発表。」
「セルリアンは8つのコレクションに登場。
たちまちブームになり全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売されあなたがセールで購入した。」
「その“ブルー”は無数の労働の象徴よ。
でもとても皮肉ね。ファッションと無関係と思ったセーターはそもそもここにいる私たちが選んだのよ。
“こんなの”の中からね」


もともとモードの世界の中で洋服の流行は生地屋が決めるといわれています。
一気に流行した場合、裁断や縫製は対応できますが生地を作ることは時間がかかるからです。
デザイナーも生地屋が作った生地に触発されることも、逆にデザイナーの理想とする生地を開発する生地屋さんとの良い意味での関係があります。

しかし、ファストファッション全盛の今、本当に解ってくれる方のみを相手に生地から制作する日本人デザイナーも多数出てきました。

自分たちの着るものはやはり自分たちで作るのだという熱い想いが感じられます。それは大量に生産出来ないものですが着る人が増えていけばきっと安いと思えるはずです。

更に現場の声や世相にも洋服は左右されます。

自分も昔はクラシコイタリアのジャケットを分解したり(ほんとに毛芯つかってるのか確かめたくて)、オールデンを半分に割ったり(ほんとにシャンクに鉄使ってんのか?)等いたらん事しましたが本当に自分達が生きて関わっている物には先人たちの歴史があり「なぜそうなっているのか?」を知るというのは決して無駄ではないのだと思います。

そう、それが何気なく今着ている服の素材、色、形は先人たちの知恵の結晶なのです。
どんなに孤独でやるせない思いをしている人でも服は着ています。

あなたは洋服屋と繋がっているのです、洋服を着ている限り・・・。

長野さん好きでしょう、真理ですもん。



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Posted by COFFRET at 01:18│Comments(0)洋服の事
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